少女ゆきが、夜の廃校舎屋上で受信した『地球外生命体』からのメッセージ。それを解読しようと次の朝、翔太は民宿『星野屋』の離れにある彼女の部屋を訪れる。が、部屋を飛び出してきた彼女から、箕里町の高速道路工事の強制着工が今日、行われる事を知らされる。その工事が行われると箕里の美しい自然の多くが破壊されてしまう。他界した父親との大切な思い出が詰まる箕里を守りたい……そんな切実な思いを抱えるゆきと一緒に、慌てて公民館に駆け付けた二人の前には、一触即発の箕里の住民達と工事関係者ーーそして予期もしなかった人物の姿を見つけ、翔太は愕然となる。時を同じくして宇宙では 送られてきたメッセージに従い、刻一刻と地球への『ある計画』が実行されようとしていた。