デヴィッド・ボウイに最も近い日本人?写真家、鋤田正義。60年代末から国内外を問わずミュージシャンを中心としたアーティストを撮影し続け、デヴィッド・ボウイ「Heroes」、YMO「増殖」のアルバムジャケット、英メロディー・メーカー誌の表紙を飾るマーク・ボランの写真など時代を代表する先鋭的な写真を撮り続けた。一広告カメラマンがフリーランスとなって海外に渡り、成功を収めたその裏側とは。カラー口絵8ページ他、本文客注欄に多数の写真を交えながら、鋤田自身が語り明かしていくその生涯。少年時代、広告カメラマン時代、デルタモント時代、フリーでの国内外アーティストの撮影、自らの写真観、3・11大震災への想いまで。巨匠鋤田正義の全てがここに。一章 戦後と震災映画と田舎芝居『二十四時間の情事』の衝撃母とリコーフレックス進路に悩む写真学校への進学予習して撮影する読む写真と感じる写真暗室で「天ぷら」を揚げ続ける原点となる写真二章大広に入社 鋤田流ドキュメンタリーステージに駆け上がる裏側を見せる ジャズに夢中大広を辞め、東京へデルタモンドクリエイターの梁山泊三章ロックへ デルタモンド退社、ニューヨークへニューヨークの風景3度目はロンドン奇跡的な1枚ミュージシャンとの交流四章デヴィッド・ボウイ 人間カメレオン ミクスチャー写真五章日本のロック蝶のように撮る貧乏時代ピュアなパンクスたちYMO30年の付き合いヘルムート・ニュートン六章若者たちの情熱人生を変える大怪我亡くなった被写体『SOUL』の旅撮り続けるスピード・オヴ・ライフ七章アンダーグウランドから始まったムービー「サウンド・ブレイク」映像作品とスチールTVCMの現場八章写真観身を委ねる東日本大震災原点に帰る写真展約束の地倒れるボウイの復活あとがきにかえてバイオグラフィー & プロフィール